このレビューはネタバレを含みます
アドニスって一作目のコンラン戦以降は無敗なんだな。
前二作と比べると、試合の勝利から和解への流れが上手く繋がってない印象。
特に前作(炎の宿敵)はボクシングという形式でしか描けないの因縁の決着の付け方だった。
本作は、青春モノでありがちな"河原の殴り合い"でも代替できるんじゃないか?と思ってしまう。
それでいて、ずっとムショにいたデイムが強いことやクライマックスの試合の勝因などにロジックがないことも、盛り上がり切らない要因かと。(ボクシング経験者から見たら違うのか?)
前作で「ドラゴ親子報われてくれ!」と強く願ってたから、ヴィクターがアドニスの弟子とデカい試合をするくらいの地位を確立してて嬉しい!
…って思ってたら、リング外で暴漢に襲われて試合ができなくなるなんて…不憫すぎる!
まあ、その後『ロッキー3』のアポロのようにアドニスのトレーニングに付き合ってくれてるのを見てホッとしたけど。
本編後に流れるアニメは、短編作品というよりもパイロットフィルム(スポンサーにプレゼンするための映像)じゃないのか?