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クリード 過去の逆襲のたけのレビュー・感想・評価

クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)
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「クリード」シリーズの第3作。
今作から主演のマイケル・B・ジョーダンが監督も務めています。日本のアニメが大好きだという彼。僕は全く気付かなかったけど、日本アニメのオマージュだと思われるシーンがいくつかあるようです。

過去2作からの変更点が僕にとっては致命的でしたが、ロッキーのスピンオフ作品として見るならば、充分楽しめる内容かと思います。
さらに詳しく解説したいので、作品の内容について触れたくない方は、ここから先は読まないようにご注意ください。

クリードシリーズの前2作品では、ロッキーの人生のその後も同時に描かれていました。それ故に、スピンオフ作品というよりも、ロッキーの正当な続編という映画でもありました。
ところが、今回の3作目からはロッキーが全く出て来ません。その背景には、スタローンとプロデューサーの対立なんかもあったようです。それが本当に残念でなりません。

先に述べたように、スピンオフ作品としての完成度は確かなものですが、ロッキーが絡んでいたらもっと良い映画になっただろうなぁ。というのが正直な感想。スタローン演じるロッキーの物語を期待していた人は多かったはずです。
ただ、クリードはクリードで良い物語ですから、次作があるならきっとまた観に行くと思います。

ちなみに、本編終了後に「クリード SINJIDAI」というアニメの短編作品が流れるのですが、内容がぶっ飛びすぎていて、僕にはさっぱり分かりませんでした。笑
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