なつ子

忌怪島/きかいじまのなつ子のネタバレレビュー・内容・結末

忌怪島/きかいじま(2023年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます



カメラワークが面白かったし、2つの世界を行き来するという構図も面白かった。
怖さはほぼ無く、人智を超えた理不尽とどう立ち向かうか?という戦いがメインのように感じた。

ユタのおばあちゃんに握られていると思ったら何かの手で、その手が振り解けずずるずると伸びたのが1番印象に残っている。
個人的に雷が苦手なので、大音量と光にも驚いてしまった。

しげじいの隠し部屋がゲームにありそうな設定で面白かった。
あの部屋に殺した母を隠したのだろうなということはわかったが、せめて白骨死体とかの方がリアリティを感じられたのではないかな。

色黒で島の言葉を話すリンちゃんが、サマータイムレンダの澪ちゃんがそのまま作品から飛び出したような可愛さでびっくりした。
最後に彼女がイマジョの何かを引き継いでしまったのが推察出来て面白かった。

終始感電しないかそれだけが気がかりだった。
そして濡れてる木はそんな簡単に火が付かない。

バッドエンドで終わり、ホラー映画だったことを思い出した。
イマジョの過去には同情したが、しげじいの母は……気持ち悪さが勝ってしまった。

何も無い所が水辺となり引き込まれる描写に、アギトに出てくるタコのアンノウンを思い出した。

なだぎ武死ぬな〜!という盛り上がりはあった。
なつ子

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