mako

ちゃりへん♪のmakoのレビュー・感想・評価

ちゃりへん♪(2022年製作の映画)
2.5
《誰かのために何かできますか?》
◎50点

児島八十八ヶ所霊場の紹介ムービー。
児島は、岡山県倉敷市児島です。
天保年間(1840年)に開設されたといわれる児島八十八か所霊場は、倉敷市児島だけでなく岡山市灘崎町と玉野市を含む広い地域に亘っています。
一周35里5丁(約140km)、四国八十八か所霊場の10分の1の距離です。(倉敷市公式観光サイトより)

主人公は12歳の来宮隼人。友達と漫画を描くのが趣味の中学一年生。児島八十八ヶ所霊場「吉祥寺」の和尚の息子。母とませた妹の4人家族。
そして愛犬のチョコリーも。

年上の幼なじみアリアは病気になってしまい、治療のため児島を離れることに。病気が治ってほしい、せめて元気づけたいと思っていた所、以前児島お遍路をして願いが叶ったという老人から「願をかけてみたら」とアドバイスを受け自転車お遍路(ちゃりへん)を決意する。


監督の思いが詰まった映画でした。
児島お遍路を全国に広め、1人でも多くの方に児島お遍路に来てもらいたい。
100年後の子孫にこの伝統を残しておきたい、という思いで映画製作にのぞんだそうです。
その思いは伝わりました。

倉敷市は私も4年暮らしていた事があり、児島お遍路案内を見てみると私が住んでいた近くにも霊場のお寺がありました。
当時は児島お遍路の事は知らなくて、本作で知ることができました。

思いは伝わりましたが、映画作品として観ると残念ながらイマイチかな。
主人公の隼人役、西山隼人さん。
アリア役、青木ありあさん。
演技ができてない。
映像が時折粗くなってた。
演出もイマイチ。
当て書きされたタレントの相田翔吾さんの演技、というか演出や設定がうるさかった。
低予算なんだろうけど、もう少し頑張ってほしかった。
この日限りで料金は1500円でしたが、1500円は高いように感じました。
監督、ごめんなさいm(._.)m

チョコリーは可愛かったよ🐶
舞台挨拶で、桑田浩一監督、西山隼人さん、ちょこり(役名はチョコリー)、青木ありあさん、妹役・與曾井美希ちゃん、相田翔吾さん、淵本恭子さん(フリーアナウンサー)、お遍路役・河島洋三さん、劇中に出てきた病院の院長、主題歌「未来に咲く花」を歌ったYoshimi with spのお二人が登壇されました。

與曾井美希ちゃんは、英語と手話を混じえて挨拶されてました。堂々とされていて舞台慣れしているようでした。


観客 150人以上
劇場鑑賞 #127
2022 #140
mako

mako