今日も喉が痛い

劇場版 センキョナンデスの今日も喉が痛いのレビュー・感想・評価

劇場版 センキョナンデス(2023年製作の映画)
5.0
「音きた?音喜多?伸晃?はーぎー。はぎうだ」
でお馴染み、我々視聴者がADとなり音声チェックをする事から始まる毎週金曜日12時頃から配信されている番組『ヒルカラナンデス』。ついにやってきたようだな…これをレビューする日が!長くなるぞ。このレビューは長くなる。

私は何を隠そうヒルマニア。ヒルマニアなので満点です。そういうもんです。
自分で言うのもアレですが、ヒルマニアの中でも古参も古参、第一回から視聴しているという猛者なのである!わー。
なぜ見ようと思ったのかは全く覚えてないのだが終わった後に“俺が求めていた番組はこういうやつだ!”という深い感動はとても良く覚えている。
というのも私が政治に関心を持ち始めたのはいいが、TVでは芸人コメンテーターが斜め上からのこの視点凄いやろ?なウンコ以下みたいな持論を展開していて見るのが辛くなり、Twitterを覗くと右とか左とかカテゴライズにうるさい連中の論争というより罵詈雑言を見るのに疲れ、ラジオに避難し『セッション22』に出会い居場所を見つけたと思っていたのだが、ラジオというのは時間制限が当然あり、一つ一つのニュースを扱うには時間が足りてないと思う事はよくあった。俺はもっとその話が聴きたいんだよ!という不満と、それをもっと面白おかしく喋ってくれる人がいたらなぁと思ってた所に登場したのがダースレイダーとプチ鹿島だったんである。

政治家の発言聞いてもイマイチよく分かってなかったり、分かってるようで実際は分かってなかったり、発言にどうも納得いかないがそれを自分の言葉にどうも出来ない事がよくあって、この2人の話は分かりやすく説教くさくもなく、下世話になにより楽しそうに語る。
大手メディアには圧力で言えない事や忖度して報道しない事も多々あるが、この2人にはしがらみがないので、誰かが仮に圧力をかけたとしてもこの2人はそれをネタに出来る強さがある。これは面白くしかならんのよ。

さて、最近日付を間違えてしまった新聞社があったのは皆さんご存知だろうか?
日付を!?新聞社が!?間違えた!?そんな間抜けな新聞社が世の中にはあるんですね。そう、それが四国新聞!もう一度言っておこう、日付を間違えた四国新聞!笑ったなこれ。その日の事全部フェイクニュースになっちゃうじゃん。
そしてこの四国新聞と深い関係、いや弟が社長、社主は母親を持つワニ動画大好き平井卓也初代デジタルワニ大臣なのです。そのワニと選挙区が同じ小川淳也が映画になった『香川1区』(未見)。そのワニを中心に配信された番組『香川1区ナンデス』。聞こえてくる「デジタル」、盛り上がらないパレード、新聞記者追いかけっこ、訪問四国新聞、まさかのFAX、ギリギリFAX、と本当に見応えがあり私がその年触れたすべてのエンタメで一番面白かった。これが前半。

後半は菅直人密着「闘うリベラル宣言」、兎に角喋る松川るい、撮影したら「許可をとってください!」と逃げるように去る維新候補、松井はいづこ…そして安倍晋三が撃たれ亡くなった事を聞いた辻元清美と盛りだくさん。

今回映画で改めて見るとプチ鹿島さんの破壊力凄い。敵に回すとだいぶ厄介。笑
いやでもこれぐらいして欲しいんだよな。これが普通くらいになって欲しいよ。

いつも2人は言っている「選挙はお祭りだ!」みんなにこの認識が広がれば日本も変わるはずなんですけどね。