トールキン

オットーという男のトールキンのレビュー・感想・評価

オットーという男(2022年製作の映画)
4.3
ずっと涙腺ゆるゆるで気持ちいいくらい泣いた。リメイクでストーリー全く同じなのに新鮮さがあってトムハンクスが演じているのはめちゃくちゃ大きいしイメージもピッタリ。流石と言わざるを得ない。トムハンクスの声を聞くだけで癒される。

ありきたりな設定でベタな話こそ心にスッと響くものがある。今作は典型的なそれでした。とにかく人の温かさにグッときて涙を誘う。
オットーも一見は偏屈者だけど弱い者いじめとか人の嫌がることは一切せず、ちゃんと人としての筋が通っていて困っている人は放っておけない性分。そういう面を人としてちゃんと理解すれば逆に親身に支えたくなる。人が生きる上で最低限の配慮や思いやりって結局そういうことだろうしそれは周りにも感化されていく。それが人情ってことだと思う。映画の世界だけじゃなく現実でもそういう心って一人でも多く広まってほしい。

オリジナル版を見たことある人も初めて見る人も関係なく見た人の心に響くと思う。最後の展開まで泣けてさらにエンドロールまで泣けます。
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