このレビューはネタバレを含みます
2023新作#14
予告編から内容と結末は予想出来ましたが、オットーの事だけの話で無かったのが非常に良かったです。
亡き妻ソーニャの教え子マルコムが、トランスジェンダーで親に捨てられた話や、SNSを正しく使いましょうとメッセージを伝えていましたね。いかにも現代的。
向かい側の電車のホームで本を落としたソーニャ。わざわざ拾いに行き、しかもその電車の乗ってしまったオットー。妻との出逢いがドラマチック過ぎて。うらやましい~。
ピエロに渡したコインが違うコインを返され激昂したり、ネコがしつこくなついてきたり、伏線も分かりやすかったですね。
元々、神経質なのか、ソーニャを失った事と関係あるのか、オットーが無愛想なのかが描かれていなかったのはちょっと残念。
そんなカッチコッチのお堅いオットーを柔らかくした隣人、マリソルが笑わせて本作が老若男女が楽しめる要因となっていると思います。
かつての友人の家を不動産会社が不等買い上げようとしますが、SNSレポーターを使い解決。これで終わるのかと思いきや、まさかの悲劇。ハッピーエンドで終わらせてくれよぅ~😭
見る時には何枚もティッシュ必要かも。
映画館で笑うのを控えろって、感情を抑えて欲しいと書いていた人がいましたが、そんな人こそ家で見てくれ。
面白ければ、おもいっきり笑って、悲しかったら、おもいっきり泣けば良い。