マリンの神風

オットーという男のマリンの神風のネタバレレビュー・内容・結末

オットーという男(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

全て自分の都合に考え、しかめ面・敵視・揶揄し、人生に疲れているオットー。好青年だったが、妻ソーニャの事故・病死により捻くれ、後を追いたい気持ちに。一見嫌なおじさんだが、実は良き個性に溢れ、地域の英雄・YouTube 100万回再生・必要不可欠な存在に。

「フォレスト・ガンプ」に続き癖のある名役者トムハンクス・青年期役は実の息子トルーマンハンクス・一途なのも納得なソーニャ役の美人レイチェルケラー、ホームセンター Busy Worker (働き者) に行き後に退職・不動産 Dead & Merica(死に逝くアメリカ) の管理する家で自殺を図る皮肉、虐め反対なピンクの花etc.

目覚まし時計が鳴る前に目が覚める・一々スペル"OTTO"で名乗り嫌な気分になる点は共感したが、他の嫌な面は飛び抜けていて投影出来ない配慮に思えた。前振りが効き纏まった物語・良BGM。ただ、畜生では無く正義感のある男だと早めに気付くのは善し悪し。

亡き妻の声だけを聞いてきたが、野良猫だって、地域の人達だって、生まれた赤ちゃんだって皆生きているんだ、友達なんだと気付くオットー。何時でも人は生まれ変わり、人との壁を取り払える。