にっきい

オットーという男のにっきいのレビュー・感想・評価

オットーという男(2022年製作の映画)
3.3
顔はそんなに可愛く無いけど、仕草が愛らし過ぎるネコ。多分名前は付けられてない。

ザ良い人トム・ハンクスが嫌なやつをやると話題になってた映画。
その割に意外と上映館が少ない。

親友がトヨタに乗り換えた時、2人の仲は終わったと思う話し。
同じ住宅地に引っ越してきた2組の夫婦は家族ぐるみの付き合いをするようになるんだけど、ちょっとした行き違いで疎遠になる。
それでも仲直りをしようと新車を買った親友を訪ねると、オットー(トム・ハンクス)はずっとシボレー、親友はフォードを乗り続けていたのに、ST162Cセリカ・コンパーチブルが車庫にあり愕然とする。
更に最愛の妻を癌で亡くした事で超絶偏屈男になる。
ホームセンターでヤード売りのロープをフィートで買いたいとか、ゴミの分別が出来ていないとか、野良ネコを追い払うとか、いっつも不機嫌。
生きる希望も無く自殺しようとするのだが上手くいかず、向かいに越してきたメキシコ人家族が事あるごとに関わってくるのを疎ましく思っているのだが…。
このメキシコ人夫婦の奥さんマリソルがずっと喋ってる。
メキシコ訛りと言うか、半分くらいスペイン語混じってるんじゃないかって言葉でめちゃくちゃ早口。
聞いてるだけで楽しくなる。
勿論頼るだけではなくおせっかいなくらい世話もやく。
おばちゃんなのに可愛く見えてくるから不思議。
トム・ハンクスの嫌な奴と言えば『エルヴィス』思い出すけど、最後までクズだったそちらと違い今作は最後には良い人になります。
ストーリーは偏屈爺が他人との関わりで昔の自分を取り戻すありきたりなんですが、キャラが魅力的でずっと楽しい映画でした。

実はこの日京都映画賞の表彰式・上映会だったんです。
会員は招待されるので応募したら当たったんですが、それより自分の観たい映画観る方が有意義だなぁ、と思い今作観る事にしました。
因みに京都映画賞作品賞は『太陽の子』が受賞して、上映されたそうです。
公開時にイマイチ惹かれずスルーした映画なのでまあ良いや。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2023年3月11日
鑑賞回:12:25〜14:35
劇場名:京都シネマ
座席情報:シネマ2 H-3
上映方式:2D 字幕
レーティング:G
上映時間:126分
備考:会員料金(1000円)
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