このレビューはネタバレを含みます
素晴らしい映画だった。
劇場はほぼ満席で、後半はそこかしこで鼻をすする音がした。
いや、もうラスト数分は皆さんが涙を堪えられず、そこかしこで泣いているのがわかった。
非常にわかりやすい、わかりきった内容なのに、名優とはこういう人の事ですよ。と、ああ、映画館で観て良かったです。
妻に先立たれました。
生きる気力を無くしました。
元々他人とうまくやれないシニカルなタイプの人間なのです。
ほらね。
なんだ、そういう話。って思ったでしょ?
でもね、
なんていうか、歳を経て一周回って、このわかりやすい図式に揺すぶられるのだと思います。
若い方も単純に、良い話だと泣くだろうし、
中年以降だと、自身に重ねて泣いてしまいます。
エンドロールまで、素晴らしかったです
絵本のようでした。
それが心地よかったです。