kyoro2123

オットーという男のkyoro2123のネタバレレビュー・内容・結末

オットーという男(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

涙なしでは観られない映画でした。
主人公のオットーは誰よりも人に対する愛情が強いひとだからこそ、人に怒りを抱いたり、気難しくなったりするのかな。私も父を亡くしており、父はよく怒る人でしたが、すごく愛情深いひとだったのでなんだかそう感じます。怒りには、愛情という大きなエネルギーがないとできないですよね。
また、人がポリシーを貫くには何か理由があると私は思います。相手をつい表面的なものから印象づけてしまいがちですが、どうしてその人がそういった態度、行動、言動をするのか、その人間の歴史という背景に耳を傾け、じっくり知っていくということが大切なのではないでしょうか。
私は、オットーの背景を知って彼の印象ガラッと変わりました。オットーはとっても愛に満ち、周りのひとに対して細かいところまで気を配らせることができる人情味溢れるひとでしたね。
最後に、あえて映画の批評をするとしたら、そうですね、自殺からの過去の回想、お隣さんらに現在に戻される設定というのが毎回似ていたことでしょうか。
それでも、洗濯機の渦のように物語に入り込めますし、涙をめいっぱい流したい人にはオススメです。
久しぶりのレビューで、文が上手く書けてないかもですが、ここまで読んでくださり感謝しています。
ありがとうございました。
kyoro2123

kyoro2123