Yukiko

オットーという男のYukikoのレビュー・感想・評価

オットーという男(2022年製作の映画)
3.9
2023年7月29日
『オットーという男』  2022年スウェーデン・アメリカ制作
監督、マーク・フォースター。
他の監督作品に『プーと大人になった僕』
『007/慰めの報酬』がある。

ペンシルベニア州、ピッツバーグ郊外。
オットー(トム・ハンクス)は63歳。
妻は病気で亡くなり、今は一人暮らし。
妻の後を追って死にたいオットーだが、いざ自殺を
しようとすると、 そのたびに邪魔が入り、死にきれない。
ある日、オットーの自宅前の家にメキシコからの移住者の
一家が越してきた。


スウェーデン映画の『幸せなひとりぼっち』のアメリカ版だ。
この映画にトム・ハンクスさん、、、、
正直、なんだかもったいないような気もする。

演技達者なトム・ハンクスさん故に、それなりに十分
演じている。

が、スウェーデン映画の主役のオジイサン役だった
ロルフ・ラスゴードさんの 、あの苦虫を嚙みつぶした
ような表情が、あの飄々とした姿が、自然な演技が
忘れられなくて、印象が強すぎて、その映画のその役では
唯一無二の存在と感じるのだが。

でもまぁ、今回はアメリカ映画の『オットーという男』を
観たのだから、その感想を、思ったことを少々。

・猫、可愛かった♡
 野良猫のはずが、オットーに抱かれて大人しくなるのが
 早かったねぇ。
 グレー色で毛がもふもふしてるの、うっとりと眺めた。

・やっぱり、この映画ではストーリーが一番かな。
 オットーが、頑固一徹うるさジジイから、次第に角が
 とれて、皆と打ち解けて変わっていくさま、その展開を
 見ていて此方も気持ちが和む。

・オットーの若い頃を演じた俳優トルーマン・ハンクス
 さんは、トム・ハンクスさんとリタ・ウィルソンさん
 との間の実の息子さんとのこと。
 これが映画初デビュー。

・隣人役のマリソルを演じたマリアナ・トレビ―ニョさん
 は、少々オーバー気味の演技だったけれど、オットーの
 醸す暗いイメージをパァーッと明るくしてくれて、映画
 では重要な役。
 なかなか良かった(^^♪

・オットーが友人と車で張り合って、仲違いするエピソード、
 そんなことくらいで・・・有り得る?? 笑ったけど。
Yukiko

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