トム・ハンクス演じる頑固オヤジのギャップと隣人の愛あるお節介にやられる映画。
オットーの高圧的な態度に屈することなく孤独なオットーの心へ半ば強引に入り込むマリソルの、家族に向けるような愛情に涙腺崩壊した。
妻を失って以来他人と隔たりを作っていたオットーが、終盤では隣人に家の鍵まで渡していたことから彼が前に進み出したことが伺えて安心した。
エンディングの展開がやや早足で簡素な印象はあったが、心が洗われ見終わったあとに充実感を得られる素晴らしい作品だと思った。
若きオットーのフォレスト・ガンプ味ある不器用な純愛も涙腺崩壊ポイント。
やはり自分はグラン・トリノのようなツンデレおやじが好きなんだと思う。