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オットーという男のgeminidoorsのレビュー・感想・評価

オットーという男(2022年製作の映画)
4.2
1カ月程前に鑑賞。

いつでも何処でも善き男トムが、寡黙な感じもコレまた良きかな。
彼もお歳を召されました→感無量。

向かいに越してきた家族の奥さん役の成り切り演技が好ましく、とっても上手かったと思う。

さて、この様な形態の住宅地は実は結構安定した財力有る(有った)方々が住まわれる訳で。
作品内容にどうこうは思わないけれど、自分には何処と無く遠い舞台な感じ。
でも遠い舞台に我を忘れさせトリップさせてくれる作品もいっぱいあるわけで。対して本作品は日常生活が軸だからかな、了見狭い自分はついつい経済なんかを見ちゃったりして。
ま、正直申してあんまりのめり込めなかった。



話代わってー

当時、劇場で観た時期や時代や他含めて、私の頭の中では矢張りトムはいつまでもガンプ走りをしているんだよね…

背筋をピンと伸ばしてタッタッタッって変わらないスピードでさ。
何もかもを一寸横目で見ながらも、姿勢はそのまま、どんどん通り過ぎてゆく。

良い歳の重ね方をしているトム・ハンクスを観て今尚それを言っていたら、それはしいては己の今現在と過去の遍歴や差を"棚上げ"してるに他ならないんだけどサ…

でも繰り返してしまうけど、自身が丁度いい時期に、配信なんかではなく劇場のスクリーンでフォレスト・ガンプやプライベート・ライアンのミラー大尉に出逢えた事は本当に良かったナと思う。

いつでも、いつまでも、しっかりと輝いている作品は沢山あるけれど、コルレオーネのファミリーやブッチとサンダンスや、いつだって直ぐ後ろ背中に張り付いているかに存在してくれている彼らが居る事は、或る意味何ものにも変え難いと思うよ。



益々、世知辛い世の中だ。

道ゆく人々の表情がどんどん硬いし(堅いじゃなくて)、若者の多くが能面みたいなんだな…
己含めて、淋しく狭い器に皆がなりがちだ。

でもさ、私達は忘れない様にしようじゃないか!
自らが、今以上に迷い、戸惑っていた頃、
強い雷に撃たれた事を。
電流が走るかに刺激をくれた彼ら彼女らが居た事を。

居まっせ。
生きてまっせ。
あなたのソコに。
直ぐ後ろに☝️






P.S.
へっ? こんなのダメかい?ダサいかえ?
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