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オットーという男のsammyのレビュー・感想・評価

オットーという男(2022年製作の映画)
4.2
オープニングの「この爺さん めんどくせーな」って思った瞬間からトム◦ハンクスの術中にハメられてる。

思いがけずこのタイミングで観たがまさに年末に見る映画!
やっぱ年の暮れにはこういう温かいの観たくなるよね。

開始15分くらいから涙腺緩みっぱなし。
用意したハンカチタオルが最後涙といろんな分泌物でえらいことになってた。

「恋愛小説家」「善き人のソナタ」なんかもそうだけど
なんで偏屈な主人公の心が徐々に融解してゆくさまってこんなに響くかなー。
よくぞあの老人にあの家族をぶつけたなーと思った。

徐々に明かされていく近所の人の背景の見せ方も見事。

中でもマリソルのキャラが素晴らしい。
病院でオットーの病状を聞かされた時のリアクション!
深夜にも関わらず大声で爆笑しちまったぜ。

回想シーン ソーニャとの思い出のひとつひとつが切なくて堪らない。

やっぱトム◦ハンクス御大
偏屈なんだけど他人を放っておけない
実は自分でもいやになるほど人間臭いキャラ。
こういう演技やらせたら右に出るものはいない。
もはやお家芸だよねー。


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ここからはAmazonプライムビデオに対しての苦情。

あのさエンドロール前に評価求めてくんなよな。
こっちは余韻に浸りたいのに台無しだぜ。
これだからサブスクって嫌いだ。
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