フカヒレ

オットーという男のフカヒレのネタバレレビュー・内容・結末

オットーという男(2022年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

マークフォースター監督作品。

オットーが最後に報われて天国に行けたことにすごく安心しました。彼のやってきたことをみんなは理解していて、友達がいないと思っていたのはオットー自身だけだったんだなと。オットーの葬式にも限られた人で、ということだったけどたくさんの人が駆けつけていた。よかった。ソーニャは素晴らしい女性で、大切な思い出だけど、オットーも素晴らしい人柄で、妻以外に何もないなんてことはないよと、マリソルが代弁してくれたことがすごく嬉しかった。
わざわざファミリーカーを買ってくるところとか、最後のエンドロールでこれまでのマリソル家との思い出を深ぼるところとか、細かな仕込みが素敵でした。
パーキンソン病の友人とも和解できて、過去のわだかまりというか勘違いによるすれ違いというか、解決してよかった😭

自分もオットーのように善行を積み重ねて年を取り、天に召されたいと思いました。

-0.2分は、少しいろいろな方面に話を広げていて、少し間延び感があったのが気になったので。奥さんとの回想、友人との過去、奥さんの元生徒、ご近所付き合いの面々、敵対勢力の不動産など、もう少し絞って深ぼってやって欲しかったなと思いますが、それを差し引いてもかなり好きな作品でした。
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