劇場で観そびれたものの、もっと早く観るべきだったと鑑賞後に反省。
それほど、久々にアメリカ映画とトム・ハンクスの素晴らしさが深く深く身に沁みた。
正直、私自身オットーのあの性分と部分的に似た所があるので余計に沁みたのかも。
オットーの青年期をハンクスの息子が演じていたのも味わい深かった。
そして言わずもがな、あのマリソルという女性が放つリアルな温度感と海のように奥行きのあるハート。
彼女の一挙手一投足を学ぶために本作があったとさえ思えた。
序盤のイメージからジワジワ変わっていく描き方も上手い。
ラストは想定内だったけど、それ以上に人として教わるものが多く心地よく静かに着地させられたような神妙な感触を覚えた。
個人的には、かわいらしいウォーキングのジムが好き。