THE FOOLSを知ったのはじゃがたらからの繋がりだったと思う。『Weed War』の再発が話題になってて気になっていたのですが、実際に聴いたアルバムはそれは素晴らしいものだった。
それ以降のアルバムは追ってなかったのだけど、伊藤耕氏の獄中死のニュースは当時驚いた。亡くなったのも収監されていたのも驚いたが、何よりヤフーニュースのトップになってたのが驚いた。やはりレジェンドなロックミュージシャンだったのですね。
伊藤耕氏については、正直薬物問題もあったので全面的に肯定的にはなれない。今作ではそこを良しとしていなければいいなと不安であったが、バンドメンバーの批判的なインタビューもちゃんと盛り込まれていて良かった。それでもずっとステージに立ち続けていられたのは、それだけ魅力的な人物でもあったということ。そこはちゃんと伝わった。
THE FOOLS活動最末期の音楽活動に触れられたのは収穫。元筋肉少女帯、奇形児の關口博史氏が加入してたのは知ってたけど、かなり面白いものになっていました。ラストアルバム『REBEL MUSIC』、歌詞はちょっとどうかなって思う所もあるのだけれど、パンク、ファンク、ジャズとミクスチャーされた音楽性はとても良いです。やはり早すぎる終わりだったかな、と思ったりしました。
