ノラネコの呑んで観るシネマ

禁じられた遊びのノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

禁じられた遊び(2023年製作の映画)
4.4
事故死した妻に蘇りの儀式をしたら、嫉妬のオバケになって帰ってくる。
あ〜「ペットセメタリー」の日本版パク・・・もといオマージュね、と思ってたら想像の斜め上をゆく大珍品だった。
中田秀夫なのに、Jホラーのジワジワしたムード演出とは無縁で、終始びっくらかす系の賑やかさ。
このマジなんだかふざけてるのか、怖がらせたいのか笑わせたいのか分からない、やり過ぎちゃってる「どっひゃー」感覚は、日本映画というよりもハリウッドのB級ホラーに近い。
主役の二人はツッコミとボケの関係で、橋本環奈も変顔全開だw
印象の近い作品をあえて言えば、かなり好意的に観たら「マリグナント」と言うことになる。
まあ低予算なのは明らかで、クライマックスの炎のビジュアルとか、もうちょっと何とかならなかったのかとは思うけど、かなり楽しかった。
先日の「ミンナのウタ」と言い、清水崇と中田秀夫というJホラーの先駆者でありながら、近年はガッカリ作品の方が多かった二人が、揃って今までのスタイルとは違う快(怪)作を放ったのは注目すべきことだ。
あんまりお客さん入ってないのが残念。
個人的には大好物だが、あんまり一般ウケはしないかも。
そう言えばコッチにもバカ塗り娘が出ていた。
ブログ記事:
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