進藤先生

シモーヌ フランスに最も愛された政治家の進藤先生のネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

① フランスに最も愛された政治家〜シモーヌ・ヴェイユ〜

アウシュビッツを生き抜き、人権のためにフランス議会で闘い、女性初のEU議会議長となった、最も強く、最も優しき、奇跡の人

そんな偉大な女性の生涯を描いた この映画を観た帰りに見つけたネットニュース👇

「エッフェル塔前でポーズ 自民党女性局38人の仏研修、投稿に批判相次ぐ」

フランス🇫🇷への研修旅行なんだから、女性政治家として手本となるシモーヌさんの墓参りは勿論したんだよね〜〜〜〜🙄
てか、あの人たちは、シモーヌさんの事を知ってるのかな😅

➡️2017年に89歳で死去。
国葬が執り行われて、フランスの偉人たちが眠るパンテオン(墓所)に合祀されている。女性では5人目。


② 予習でWikipediaを読んだ程度の知識だった私が、この女性の凄さを知ったのが鑑賞直前。

数時間前にネット予約した時は2割ほどだったのに、行ったら何とサービスデイでもないのに満席⁉️
その殆どが年配の女性🤔


彼女の過去の時系列をバラバラに描いていて、足早に進んでいくので、感情移入が難しかったけど、

「決して屈しない」「自分を曲げない」「弱者に寄り添う」

この崇高な精神の根底には、アウシュビッツに強制連行され、家族を亡くした壮絶な過去と、母親の存在があるのが分かる。

➡️ストーリーが時系列に進まない理由は、記憶を思い出す時は時系列ではないので、敢えてそうしたらしい。


③ アンドリュー・ニコル監督👱🏼‍♂️
「映画の最後の15分間は、海辺にいるシモーヌと母親の記憶を描いています。
フランス語で海はMer(メール)、母はMère(メー)。海と母は重なる意味があると思います。シモーヌが偉大な女性だったのは、母親の影響が一番大きかった。
 暗いエピソードもありますが、全体的にこの映画は、母とシモーヌの愛、シモーヌから子どもたち、そして人々への愛であふれています。
ぜひ日本の皆さんにシモーヌの愛を感じていただき、“記憶の継承”について思いを馳せていただけたら嬉しいです」

📰池上彰さんの解説
 https://lp.p.pia.jp/article/essay/983/280820/index.html
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