ming

それでも私は生きていくのmingのレビュー・感想・評価

それでも私は生きていく(2022年製作の映画)
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まずはとにかくレアセドゥが美しい
ストーリーもちろん素晴らしいんだけどこれだけは本当にひたすら思った
なんて魅力的な人なんだろう


全て現在時制で進んでいく
だから起こったことに対して100%主人公に感情移入できるほど思い出も共有されてないしそれを想像で補えるほどの人生の経験を私はまだしていないから感情が置いてかれるところもしばしばあった
彼女と同じようなライフステージに立った時に見え方や感じ方はだいぶ変わっているだろうなと思う

映画だと何か大きな問題を抱えていてそれをどう乗り越えるかが描かれがちだしそういう物語に勇気をもらう時もある
けど生きている中で消えてなくなりたいと思う瞬間と生きていて良かったと思う瞬間を同じ日に感じることだってある
日常で悲しい事が起きてもそのまま仕事に影響はしないし、させない
今は悲しいゾーン、今は苦しいゾーンなんて分け方されてない
人生において根底にあるのはただ幸せになりたいということだけ

何かを乗り越えられた訳ではない
何かがすっきり解決した訳でもない
それでも私は生きていくってことだと思う

・本人を見ているよりも書棚を見ていた方が父を感じる。一つ一つは別の人が書いた本でも選んだ本の集積がその人を表している。

un beau matin:ある朝
ming

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