がちゅん

それでも私は生きていくのがちゅんのレビュー・感想・評価

それでも私は生きていく(2022年製作の映画)
3.5
テンポよく進んでいく構成と編集で、何があっても進んでいく人生の様をありありと感じさせられた。日本の恋愛観が定着してる身からしたら不自然に思えた愛の現れ方も、日本を出ればそれが当たり前なのか。
わかりやすく描かれてた喜怒哀楽に関わらず冷徹に過ぎ去ってゆく日々との葛藤と、その中でそれぞれが抱える問題に対して冷静に、そして熟考しながら生きている様子に自分もいまを生きる勇気を分け与えてもらいました。本棚の捉え方、サンドラ父の日記?は現実の人生の中でも重要なワードになるぞと、心に染み込ませられましたねぇ。
生きるのが辛くなった時にまた縋りたい作品。