このレビューはネタバレを含みます
続いていく出来事が現実に思えるような説得力はある。ただそれは突きつけられた現実のようなもの。視点の共有は少なく、情を語ることに時間をかけない映像、編集による客観視。
こういうヒトが素敵だなと考えて、そうありたいと努力していたい。
この映画にはそれがないから救いがない。人物の人生も、この先きっと救われない。
フリーズフレームしたラストショット、3人の後ろ姿に「これでいいの?」と思った。「これでいいんだ」って思いたかった。
これでいいのかと揺れ回りながら生きていくのかもしれない