こちらはミアハンセンラブの最新作。恋愛の描き方が、なんというかありのままで、フランスって感じだった。娘と、娘の友達の父親(妻帯者)の３人でお出かけしちゃうのすごい。全体的にありのままの生き方が描かれて、それが優しく受け入れられていて、フランス映画って感じだった。哲学教師だった大好きな父が変わっていってしまうところは切なくて、父の学生と話した後に涙を堪えきれず街中で歩きながら涙をこぼすシーンとか、せまい介護施設で父が昔好きだった音楽をかけるシーンとか、主人公の父親への愛情を感じるからこそ、現実の辛さがより目にしみた。
主人公、スカヨハに似てるなあとか思ってたけど、007スペクターのスワンなのね！魅惑的でした。
