ツクヨミ

それでも私は生きていくのツクヨミのレビュー・感想・評価

それでも私は生きていく(2022年製作の映画)
1.4
青い色彩で女性の人生の1ページを描写したイメージ羅列。
予告編にて等身大な問題を抱える女性像的な印象を受けた本作を見に行ってみた。
まず今作はレアセドュ演じる主人公を基点に女性の生活を写していくドラマだ、バツイチで小学生の娘持ち.翻訳と通訳の仕事.神経と視覚に障害を抱えた父親の介護.気になっていた既婚男性との不倫などなど等身大な女性の姿を見ていく。それもわりかしシークエンス多めでサクッと次次に切り替わるスタイルがありなかなかに目まぐるしい毎日が経過、まさに忙しい毎日を送るシングルマザーの日常映画である。
ならばアケルマン的なある種の冷ややかさを持った日常女性感なのかと言われるとそうでもない、たしかにスピードで感情移入などはさせてもらえないんだがちょっとした温かみを感じる雰囲気があるかと。だがそんなテイストならもうちょっと一つのシークエンスに時間割いたほうがいいかなと感じたり、話的にも可もなく不可もなくな感じだったので印象はわりかし軽め。日常をリアルに描写している点はたしかにあるが。
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