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それでも私は生きていくのShokoのレビュー・感想・評価

それでも私は生きていく(2022年製作の映画)
3.3
〖それでも私は生きていく〗(映画/フランス・イギリス・ドイツ合作/2022)



『シングルマザーのサンドラは、通訳の仕事をしながら8歳の娘とパリの小さなアパートで暮らしている。サンドラの父ゲオルグは以前は哲学教師として生徒たちから尊敬されていたが、現在は病によって視力と記憶を失いつつあった。サンドラは母フランソワーズと共に父のもとを頻繁に訪ねては、父の変化を目の当たりにして無力感にさいなまれていた。仕事と子育てと介護に追われて自分のことはずっと後回しにしてきた彼女だったが、ある日、旧友クレマンと再会し恋に落ちる』

今月のU-NEXTのポイント消化、おねえちゃんチョイスのこちら。
「すごいフランス映画っぽい映画だった」って言ってたけど、フランス映画っぽさも色々あるじゃん。最初から全部ふわっとしてるのかラストがはっきりしないのかとか。
これはザ・フランス映画。とくになにかが起きるわけでもないけど退屈でもないけど何があったかと言われたらなんもない話だった。
私が考えるフランス映画っぽさが全部含まれてた。
・登場人物がややこしい(母親の元旦那と今の旦那が同じ空間にいるとかそういうやつ)
・暮らしの中で恋が占めるウェイトが大きい。
・服がおしゃれ
・なんも起きない
など。
フランス人はいいよね、何着てもなんかオシャレに見えるもん。
でも今回はレアセドゥのお洋服がいちいち良かった。
そしてレアセドゥは今回も勢いよく全裸を披露してた。
ねえ、この人ってほとんどの映画で脱いでない?いーっつも「また脱いでるわ」って思ってる気がする。なんかめちゃくちゃ綺麗な体とかではないかもだけど程よくむちーっとのぺーっとしてる。実物見たらとんでもなく綺麗なんだろうけど。
散々なんもないと言ったが、一応父親の介護とか恋人ができたけど不倫だし別れたりくっついたりしてるし、生きるのしんど〜とはなるので、このタイトルがあまりにも適切すぎる。
不倫を表立って応援したりはしないけど、愛のことよりはまだ恋のことのほうが理解できるのでキスしたりなんかすったもんだしたりしてるのいいなぁ〜と思った。
今日はおかあさんと一緒にあれこれ言いながら観たので楽しかったけど、ゆるーくしんどいしゆるーくぱっとしないのでひとりだったらつらかったかも。
恋人とお互いに30年後に何もわからなくなったら安楽死させてほしいって約束したのツボだった。

(42/おうち映画27)
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