映画好きの柴犬

それでも私は生きていくの映画好きの柴犬のレビュー・感想・評価

それでも私は生きていく(2022年製作の映画)
3.7
 「アデル、ブルーは熱い色」を思い起こさせるショートカットのレア・セドゥ演じるシングルマザーの日常を淡々と描くドラマ。自身の不倫と、難病の父の介護が主に描かれるが、明確な起承転結はなく、ただ時間経過とともに事が進んでいくっていうだけ。でも、その中で、悲しいこと苦しいこと、逆にちょっと嬉しいこと楽しいことが積み重ねられていく。うん、そういうもんだよね、人生は。

 父の介護に、別れた妻と現在の恋人が同時に立ち会うっていうのがフランスらしいなと思ったり。