今日はわからない映画ばかり見てきたので、最後くらいは理解できる映画だろうと期待してたら、またわからなかった(笑)。
今日の3本目は『獰猛』の渡邉安悟監督最新作『啄む嘴』を初日舞台挨拶付き上映にて鑑賞。
何かから逃げている女性「栞」。それに捕まったら何もかも終わるかのように必死で逃げる。
事情はわからないが、車の中で震えていた栞を助けて行動を共にするようになる「舞衣」。
束の間、2人のバディもののように進むが、栞が語る過去はどこまでが本当で、どこからが妄想なのかわからない。焼死体で発見されたという母。火事のトラウマ。栞を部屋に軟禁する叔父。だが栞自身、正常なのかもわからない。
栞を追う「謎男」の存在も、実在しているのか、妄想の産物なのか?
映像で提示されたものが真実とも限らない、渡邉安悟の新作は、最後の最後まで油断できない。