シャドウプレイ 完全版の湯っ子のレビュー・感想・評価

走る、飛ぶ、跳ねる、揺れるカメラ。にじむ極彩色に、ぶつかり合う激情。
場面や時系列があちこちに散らばってめまぐるしく惑わされ、ときに驚かされ。けだるく埃っぽい夜の街を駆け抜けているみたいな気分になる。

雰囲気は大好きなんだけど、サスペンスとしてこの映画を撮ったのに疑問。濃密な人間関係を辿るだけで良かったような気もする。

見た目の印象と裏腹にテストステロン高めな、ヤン刑事がモテモテ。わかる！

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