くめこ

愛と哀しみのボレロのくめこのネタバレレビュー・内容・結末

愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

昔ベジャールに少しだけハマり、、と言ってもDVDと本とネットぐらいしか摂取物はなかったのですが…。そのときにジョルジュドンを知りました。もうお亡くなりになっていて、でも伝説のダンサーだったと。見たいなぁと思っていたので、午前10時で見ました。10時どころか8時でしたが😭お客さんは10名程度でした。

ポスター画像見て、バレエのボレロがずっと続く作品なのかなぁと何にも情報を知らずに見てたら、いきなり様々な人間が、しかも説明なくバンバン代わり、エピソードが変わり、、途中見失いました笑。一部の人の顔が覚えられない笑。

しかし、それぞれの人がそれぞれの国で戦争を体験していく一本の糸だったのが、この人があの人と、あの人がこの人の子と、、それぞれに絡み合い、最後のボレロで全員が集結した時に、、あ、だからボレロなのか…!と鳥肌でした…。

そして念願のジョルジュドンも本当にしなやかで華がある踊りに引き込まれました。リアルで見た人羨ましい。。

本当に嫌なんですが、今もまさにこの時に戦争がどこかで起こってますので、もう他人事として見られないのがすごく悲しいです。身につまされました。あんなやって運ばれたのか…。そりゃ赤さん手放すわ…とか、不穏な空気とか、、いろいろ考えてしまいました。それでもそれぞれ逞しく生きて行く姿が素敵でした。

子どもって親の願いみたいなものですね。授かり物ですよね。いるだけで貴重。それぞれの登場人物の子どもが登場するので、危うい時死なないで、と思ってしまいました。そして死なないで受け継いでいっていて良かった…。

いやぁ見られて良かった。良い映画での、良い締めくくりでした。ありがたいです✨
くめこ

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