ナマラマナ

ル・パシヤント -ある患者の記憶-のナマラマナのレビュー・感想・評価

2.8
もっとスリラー要素が強い映画かな?と思ったら、静か~~にストーリー展開していきます。
主人公の青年は一家惨殺事件の生き残りで、3年間昏睡状態になり目覚める。
でも、事件の記憶がすっかり抜けていて、体のリハビリと一緒に精神科医のセラピーを受けながら記憶を取り戻していく。
こてこてフランス映画らしい映像で、静かで美しく謎めいていて、どうなるのか目が離せなくなりました。
観終わったら、ん・・・ミステリー的には大したことないのに、最後までそうなったのが不思議に思えたほど。
まー個人的になんですが、ちょっと私には精神的にきつかった。一歩間違えていたら同じ状況になりえたんだなーと。
なので、被害者側の気持ちや状況も加害者側の気持ちもわかって辛いなーという気分が続きました。
それにしても被害者となった両親の対応がひどすぎだけどね・・・。
うわーーってなるどんでん返しこそ(私には)なかったけれど、心にずんっとくるミステリー映画でした。
あと超~個人的発言をもう1つ。主人公を演じたチョミン・ベルジェ、ひょろ長い人がタイプな私の超~タイプ💓(笑)
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