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ツイン・ドラゴンの一人旅のレビュー・感想・評価

ツイン・ドラゴン(1992年製作の映画)
3.0
ツイ・ハーク&リンゴ・ラム監督作。

ツイ・ハークとリンゴ・ラムが共同でメガホンを取り、ジャッキー・チェンが生き別れた双子の兄弟を一人二役で演じたアクションコメディです。

産まれた直後に生き別れ、NYの大物指揮者となったマーと香港の暗黒街で台頭してきたジャッキーが、香港でばったり再会を果たすが、同じ顔の人物が二人も存在することが予想外のトラブルを引き起こしてしまい―という“双子コメディ”で、兄のマーは気弱で腕っぷしが弱い、弟のジャッキーは気が強くて喧嘩が強いという対照的性格の双子兄弟をジャッキー・チェンが一人で演じ分けています。

双子コメディならではの“入れ替わり騒動”を二人のヒロインを巻き込みつつコミカルに活写していきながら、ジャッキーの相棒を拉致した香港マフィアとの全面対決へと突入していきます。双子兄弟&Wヒロインが繰り広げる一連の騒動を描くコメディパートと、一致団結した双子が共闘して悪党に立ち向かうアクションパートのバランスが最適ですし、テレパシーで繋がり合ったマーとジャッキーの動きをシンクロさせるというアイデアもユニークです。

蛇足)
当時の香港映画に三菱自動車は欠かせない存在ですが、本作は特に三菱色が濃いのが特色で、クライマックスの闘いでは三菱自動車の耐久試験場が舞台となっています。
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