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アフター・ミー・トゥーのyayouのネタバレレビュー・内容・結末

アフター・ミー・トゥー(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

本編は4つの話からなる。

学校の教員によるセクハラは、先輩たちから怪談のように言い伝えられてきた。
「MeToo」「with you」は罪悪感から、と言うことばが印象深かった。
1人だけでは、その人が特別視され晒される。繋がれば強くなれるということ。

「私の心と体は健康になった」と書く。何回も何行も何ページも書く。そうなりたい願いとそう思いこむ、心の叫び。
子供の時の酷い経験で失ってしまった全てのものと、何より自分を許していなかったこと。自分を許すことを決意し、大きな声で話す。
この女性は私と同い年だった。9歳で被害にあっていた。想像すると、、心は死ぬ。

芸術活動をしながら、アートMeTooの活動をしている人たち。
自分が活動家なのか芸術家なのかわからなくなると。でも今は、自分やみんなやこれからのために活動をする、アート活動は後からでもできるから、と。勇気ある人。

恋愛、性的被害、加害、自己決定。
イラストと個人の話は、だいぶ心が削られた。これまでの私にももしかしたらこういう経験や気持ちがあったのではないかと、頭と心の中から探してしまうのが、しんどかった。



ドラマや映画の美しい恋愛の裏には、実はこんなことがかくれているかもしれない。いい人か悪い人か、どうやって見極めれるのか。今や人もマッチングアプリの時代よ。思いもよらなかったじゃすまされない最悪なヤツや出来事に出会うかもしれない。そんなリスクを背負うのなら、そりゃあ恋愛するのも億劫になるわ。
おかしいと思うことに気づくこと。その時におかしいと声をあげられる関係性でいること。恋愛に夢見るうちのJKにも伝えておかなくては。。と頭が痛くなりながら見た😔
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