このレビューはネタバレを含みます
01-H-15
無難の一言に尽きる。何もかもが想像通りでちょっと腹が立っちゃうくらい。ラストのあのカットもエンドロールの最後で咆哮が轟くのも新鮮味に欠けるの何の。
舞台を戦後の日本にした大衆目線の「シン・ゴジラ」って印象。政府の人々が一切姿を見せなかったのは明らかに前作を意識してるよね。
大戸島の呉爾羅を映像化したのは非常に良かった!身体も小柄で常に前傾姿勢なのがいかにも恐竜の生き残りっぽい。ベタベタだけど、あのテーマ曲をバックにゴジラが銀座を闊歩する場面もグッド。人々が犠牲となり、街が壊滅していく様を見ていると、恐怖、悲しみ、そして高揚感が織り混ざった不思議な感覚になってくる。これぞゴジラ映画の醍醐味。