このレビューはネタバレを含みます
ドラマの軸は面白かった(主人公の特攻に対する感情や、「戦争がまだ終わってない」周り)けれど、
シーン単位での会話の運び方や一つ一つのセリフがあまりにリアリティに欠けていて、個人的には受け付けなかった。
だけども、ゴジラとのシーンの映像は凄まじく、戦闘シーンの迫力も目を見張るものがあったので、
その辺でドラマのあざとさや雑味は帳消しになっている観客も多いのだろうなと思った。
書かなくても良い、むしろ書かない方が良いセリフがたくさんあったように感じたなぁ。
控えめな筆致の脚本家とタッグを組んだ作品が見てみたいな。でも自分で脚本も書きたい気持ちが強い人なのかな。
やっぱ、実写でリアルな人間が発話する想定の脚本じゃないよなー。漫画アニメだったらまだわかるけど。
アメリカで流行ってるみたいだが、会話とセリフのダサさが目立たなければそりゃ面白く感じるだろうなと思った。当たり前のことだけど、言語の壁の向こう側には映像とプロットしか伝わらないってことだなー。日本人が熱狂してる海外ドラマの中にも、現地の人からしたらセリフ回しが賛否生んでる作品もあるんだろうな。
