カルロスあきお

ゴジラ-1.0のカルロスあきおのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.3
IMAXで公開初日に鑑賞

戦後、無になった日本に追い打ちをかけるようにゴジラが日本にマイナスを与える、、

山崎貴監督によるゴジラ映画。
「生きて、抗え。」

ゴジラは決してヒーローではなく、災害となり現れる。
初代ゴジラを彷彿とするほど、ゴジラ出現は絶望的で恐怖の対象として描かれている。

IMAXで鑑賞したが、ゴジラの歩く振動や咆哮などが身体にビシビシ響く映画体験ができる素晴らしい映画!!

ゴジラのビジュアルももちろん良かったし、熱線を繰り出す時の背鰭の動きも最高でした。

映画開始5分でゴジラの恐ろしさが描かれていて、成長前の姿や演出がジュラシックパークっぽいのも良かった。

東京に上陸して銀座を襲うシーンはまさに怪獣パニックだし、銀座での熱線放射シーンの絶望的な描かれ方も見応えがすごい!

ゴジラの殲滅作戦の流れや名俳優さんたちの演技も賛否あるみたいだが、ストーリーには問題なく組み込まれているし、しっかり人間ドラマが描かれている事で感動に繋がるので個人的には好きでした。

戦後の日本だからこその「戦争とは」や「生きる事」がじっくり描かれているのも良かったし、これぞ日本のゴジラだ!!とものすごく感じる大作映画でした!!