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ゴジラ-1.0のFireFox917のレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.6
さほど期待はしていなかったのですが、大好きな【局地戦闘機 震電】が登場との噂を聞き、11/3のゴジラの日に奮起して鑑賞してきました。

「生きて抗え」がキャッチフレーズの本作。まさに生きることに対する執念がテーマになっている気がします。

このゴジラ -1.0は、ゴジラがメタファー的な存在であるという原点に立ち戻り、ゴジラがメインでない人間にフォーカスした作品になっていましたね。敢えて深掘りしませんが、見方によっては風刺が効いてると思います。

エヴァ繋がりの神木隆之介が演じる主人公敷島のシンジ感溢れるヘタレぶりに多少苛立ちを覚えます...が、浜辺美波、佐々木蔵之介などが演じる脇役達は前向きな陽キャラ揃いなので重苦しいストーリーにならずに済みました。

ネタバレしない程度での良いポイントは
・125分を長いと感じさせないほどテンポが良いため集中できた
・子役の女の子の演技に涙腺緩みまくり
・一瞬、カメオ出演の俳優さんを発見してニヤリ
・音楽もオリジナルを活かしたムダのない選曲
・街の破壊シーンは、日本のお家芸のミニチュアを使っており懐かしさを感じた
・政府や困った時のアメリカ軍は頼れず、民間主導による人命重視の作戦がテーマと整合性が取れており一貫性がある
などです。

物足りないポイントは
・ゴジラの動きがメカゴジラチック
・ゴジラの再生速度が異常過ぎで違和感あり
くらいですかね。

やっぱり、震電が大活躍するのでスコア高めになりましたが、エンタメとしては期待以上に楽しく観られて良かったです。
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