ナミサン

ゴジラ-1.0のナミサンのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.1
「やったか!?」

と言うときはだいたい「やれてない」ので、創作界隈ではもはやただのフラグセリフと化しているこのセリフを劇中3度も使わせるから(うち2度は蔵之介)もはやギャグかなと思った。
「誰かが貧乏くじ引かねえと」とかっこよく言った矢先に惨状を見て潔く諦めようとするところも江戸っ子。

もちろん楽しめた。

正直、「ドラゴンクエストユアストーリー」というクソみたいなドラクエ映画を作ってくれたおかげで監督山崎貴が嫌いになりかけていたけど、やる気さえあればいいもの作れる奴なのだなと見直した。

ドラマパートがクサいのは逆に良い。ゴジラ自体が非現実なんだから人間ドラマもこれくらいクサくていいと思う。
水島どうせ着いてくるんでしょ?とか作戦どうせ失敗するんでしょ?とか脱出装置着いてるんでしょ?とかノリコどうせ生きてるんでしょ?とか見え透き過ぎくらいに見え透いた展開も別に良い。

ぶっちゃけ水島が援軍率いてくる展開は王道だけど泣けるのよ。泣ける。好き。

ゴジラ。素敵すぎる。
熱戦の放出過程がメカかよって感じだったけどかっこいいから好き。吐く直前にガシャコンて収納されるのも好き。

震電。かっこよすぎる。
戦闘機とか詳しくない俺でも何故か知ってた幻の戦闘機震電。あの前後逆みたいなデザイン好きすぎる。

明子ちゃん。可愛すぎる。
喋るシーンでは毎回周りから「ワァ…」「かわいい〜」と声が漏れていたくらい可愛い。そんな明子ちゃんに「お前の父ちゃんじゃない」とか言い出す浩一を俺はマジで憎んだ。


関係はないけどNHK朝ドラ「らんまん」と同じカップルキャストなので、朝ドラ勢としてはそれも高ポイント。
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