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ゴジラ-1.0のkazukiのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
2.8

テーマソングと共に暴れるゴジラは最高でした!

以下、気になった点を列挙します。

⬛️哀れな日本国民

大戦直後に日本を襲うゴジラ

日本人を殺戮しつくしたアメリカは、「ソ連を刺激するかも」と政治的な言い訳により手出しせず。アメリカに勝てないと分かっていながら最後まで国民を欺き、人間爆弾としてすら扱っておきながら「私の責任ではない」(東京裁判)と言い放った日本政府の役人達は何もせず。

戦禍でボロボロの一般市民が団結し、何もしない両政府に代わり命懸けの戦いを挑む。
曰く、「まだ俺達の戦争は終わってないんだ」。


描かれる日本国民が哀れ過ぎるというか、なんというか... 。

劇場を出ると、度重なる増税と物価上昇の中、2000円という安くない金額を払い2時間を過ごした人の波。

なんでこんな物語にしたんでしょうか..。


⬛️独りよがり過ぎる主人公
劇中で3度失神する主人公は、周囲を見ず自らの内に入りっぱなし、「俺の戦争を終わらせるんだ」と独りよがりな行動ばかりで、成長のしなさは残念さに余る。しかし運は人一倍良く、スーパーミラクルにより 最後は「うん、まぁ良かったね...これからは自分だけじゃなく周りを見ようね...」となりますが。

⬛️お金がない日本映画界
シンゴジラ15億やシンウルトラマン9億、今回のゴジラ20億。 大画面で観ると、どうしてもCGのあらや、「ここ、予算なかったんだろうな..」という消極的な工夫が見えて、気になってしまいます。ゴジラは海外でもそれなりに見られる事が期待できるしシンゴジラの興行収入80億超えを考えたらもう少し出してあげても... と思ってしまいます。
丁度、今公開されているハリウッドのSF『クリエイター 創造者』はスターも全然出ておらず安い予算で作られた事が記事にもなっています。その金額120億円。 う、、悲しい、、。


※気になった点を挙げているだけですので、ボロクソ書いている訳では有りません。楽しめた点も多々ありますし(どデカい怪獣が大スケールで見れれば割と満足 という部分も有ります)、点数は割と気分によるものです。
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