直接関わる事が一生ないような「お偉い人たち」によって勝手にルールが作られ、それに振り回されてしまう私たち。そういう意味ではここに描かれているのはすごくリアルで、死ぬよりも生き延びて、この理不尽な社会に括り付けられる事の方がよっぽど地獄なのでは…って思ってしまう。。
それでも生きろと若者、子どもたちに言うのはあまりに酷。未来を託す希望よりも、現実から逃れられない苦しさを感じた。
浜辺美波の顔が全然わからなくて、「あれが…ゴジラ…」のとこでようやく彼女だと気付いた(遅い)。
追記.IMAXレーザーGTで2度目の鑑賞。
ここには頭の固い政府のお偉いさんも裏でコソコソ暗躍する悪党も出てこない。反戦・戦争映画でありながら、同時に、人と人との関わりを描く人情劇でもある。
死ぬ覚悟ではなく、「生きる覚悟」を決める物語。いまの日本に特に必要なもの。
泣いた。
