もやし

ゴジラ-1.0のもやしのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.6
うーん……ね笑

序盤はマジでつまらなかった。長ったらしい人間ドラマとただゴジラが暴れるだけ。何がおもろいん。でもこの長ったらしい人間ドラマが後の巨大なメッセージに繋がっていて、結果的にはなるほどと思った。


ゴジラの光線が核爆発並みの被害だったのが不謹慎すぎるけどちょっと興奮してしまった。


戦後だから武器もほぼない。それでもゴジラを殺す方法を編み出した(しかも結構嘘っぽくない)のが良かった。
そして戦闘機乗りの主人公。この人は特攻からも逃げたし、ゴジラに襲われたときも体が固まって何もできなかった。それをずっと悩み続けている。

でもかなり引っかかったのが、お前が機銃あるいはミサイルを発射しなかったから仲間が死んだんだぞ!って責められてたけど、いやゴジラそんなんで死なねえからとめっちゃ思った。
だって巨大戦艦の大砲でも全く効かないんだぜ?

あとゴジラが再生能力持ってるのがかなり冷めた。じゃあ倒せるわけないじゃん。


ものすごく退屈な今作だけど、やはり後半の作戦パートはかなり熱い。ここだけ抽出すると大好き。
主人公が戦闘機一騎でゴジラを翻弄するのはめちゃくちゃ熱い。
そして永遠の0ばりの乗りこなしがカッコ良すぎてね。流石模擬空戦で首席だったのもうなずける。


ゴジラの登場はあまりにも理不尽だが、戦争を生き残った者として絶対に生きねばという強い意志に感動。
もやし

もやし