ふぐ子

ゴジラ-1.0のふぐ子のネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

「神木隆之介が何したってんだ!!」

2023年、31作品目「ゴジラ-1.0」です。
2023年公開。
監督・脚本は山崎貴。
山崎貴監督の作品はジュブナイル、ALWAYSのみ鑑賞済み。

■あらすじ
戦後、無になった日本へ追い打ちをかけるように現れたゴジラがこの国を 負 に叩き落す。
史上最も絶望的な状況での襲来に、誰が?そしてどうやって?日本は立ち向かうのか―。(Filmarksより引用)

■感想
私にとってのゴジラは「シン・ゴジラ」のみです。
それ以外のゴジラのことについては全く知らないため、人によっては不快感のある記載があるかもしれません。
ご了承ください。

鑑賞前はCMや予告編でゴジラへの期待値がめちゃくちゃ高かったものの、「ALWAYSっぽかったら嫌だな〜」「"ゴジ泣き"とかだったら嫌だな〜」みたいなマイナスイメージでした。

結果:拭いきれないALWAYSみ、しかしゴジラは100億点

鑑賞直後の私の感想
「佐々木蔵之介が(ALWAYSの)堤真一すぎる」
「典子には死んでいて欲しかった」
「全体的に舞台を見ているような気持ちになった」

ゴジラのシーンはめちゃくちゃ良かった。
期待以上の絶望を与えてくれた。人がちゃんと沢山死んだし、そのシーンもあった。
ただ、あの熱線を吐き出すシーン、ガシャン!ガシャン!と順番にヒレ?が出るのがな〜。
なんかもうちょっと無造作な感じがよかった。
どっかで見たことある感じがするんですよね、あのガシャン!ガシャン!感w
熱線出すシーンについては「シン・ゴジラ」の時のゴジラの方が好きだったかな。
あとお目目が「どこのカラコン使ってんの〜?」って感じのお目目じゃありませんでした?私だけ?
終盤の方はいつものキマってる目になってましたね。

人間パートの方は、もうなんか舞台を見ている感じというか。
なんかちょっと恥ずかしささえ感じるというか。
大袈裟っていうか、なんかそういう感じでした。
佐々木蔵之介の役が見てて辛くて・・・なんか、なんでそんな感じ!?ALWAYSでやったじゃん!!堤真一がさぁ!!みたいな。

神木くんは髭似合わないなと。髭ない方が好きです。
なんかずっと苦しみ背負い続けててキツかったですね。
典子が生きてたことで光はあるかもしれませんが、まぁ、ゴジラがいるということは放射能もすんごいわけで。
黒い雨ももろ浴びてましたし。
うーん、辛い。

浜辺美波に関しては死んでて欲しかった〜〜〜
あの爆風で神木くんの建物だけ大丈夫なわけがないのもツッコミどころですが、浜辺美波に関してはもう木っ端微塵でしょ〜〜〜
というような愚痴を鑑賞後に一緒に観た両親に話したところ、「死体のシーンがない時点でお察し」「死体がないのに葬式やっちゃう時点でお察し」というお言葉をいただきました。
私には察する能力が足りなかったようだ・・・!
「じゃあ、なんで生きてたの?」って考えると、やはりあのシーンが手がかりになりますよね。
あの謎のアザはG細胞的なものなんですかね。
というか、あれに巻き込まれて生きてるってのは、G細胞のおかげ感ありますよね。ゴジラの驚異的な再生能力。
でも、じゃあどうやって?というところで考えるのをやめてしまった。
きっとSNSに答えが落ちている!!

あと敷島家、豪華すぎません?
命懸け故に高賃金もらってるとはいえ、周りがまだあんな状態なのにあんな家建てたら燃やされるでしょ。
あとバイクな。盗まれるとか壊されるとかするでしょ。

吉岡秀隆に関してはALWAYSで観た頃とイメージがあんまり変わらなかった。

演技に関しては安藤サクラがすごかったなー、と。
周りがあれだけ大袈裟な演技してたので余計凄かったというか、ありがたかったというか。

「シン・ゴジラ」のあとにゴジラ作品を作るってすごいプレッシャーだったと思うし、「シン・ゴジラとは違ったものにしなければ」と悩み苦しんだだろうなと思います。
でも、ちゃんと山﨑監督のゴジラになってたんじゃないかなと。
良いとか悪いとかではなく、重なる部分がなかったわけでもないですが、シン・ゴジラとは別物になっているなと思いました。

MX4Dとかで観たら結構怖いのかもしれない・・・!

ドラマパートは好き嫌いがくっきりはっきり分かれると思います。
けど、ゴジラパートは本当に凄いです!
迷ってる方、ドラマパートへの期待値は-1.0ぐらいで是非観に行ってください!
ふぐ子

ふぐ子