Tatsu

ゴジラ-1.0のTatsuのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
1.5
アルキメデスのなんちゃらとかは見てないけど、長いセリフは箇条書き見たいな説明台詞で、短いセリフは「こんなのアリかよ」みたいな酷いやつだし、最初の島のシークエンス以降、そんなシーンじゃないはずなのに画面が窮屈に見えるしで、正直いつもの山﨑貴演出でしかないというか、割と酷いと思う。後半手前の作戦集会のシークエンスとか、役者が3人喋って群衆がガヤガヤし出すっていうテンプレートを4回くらいやっててマジで会話が撮れないんだなと。役者にセリフを言わせる時間だけあって間も動線もへったくれもない。ゴジラに見逃され続けてきた男を主人公にしていくらでも面白くできそうなのに、ストーリーテリング的にも躍動しない。ジュラシックパーク、宇宙戦争、ジョーズ、ロストワールドやってたりして本当にスピルバーグが好きなんだなとは思ったけど、ノーランやイニャリトゥの表面をそのまんまやっても全然映えないよ。屋内の照明に影の感覚があるのは良かった。
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