しゅん

ゴジラ-1.0のしゅんのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.7
戦争末期の大戸島での体験を引きずる、元特攻隊員の敷島。復興の進む東京に、ヤツがやって来る。

今年No.1に面白かった!!😂
IMAXで鑑賞したが、これはお高いスクリーンを選んだ方が絶対にいい。特に音響。
徐々に迫ってくる絶望の足音、凄まじい威力の熱線やビルがなぎ倒される音、神木隆之介さんの絶叫…+500円の価値は十分過ぎるほどある。

過去のゴジラシリーズを全部観たわけではないけど、ゴジラって災害扱いだと思ってる。人間を積極的に襲ってくる訳ではなくて、何らかの理由で上陸・暴走して結果的に人が死ぬ、みたいな。
ただ今回は、ゴジラ側の殺意がめちゃくちゃ高いように感じた。予告やCMでもあった、街中を逃げ惑う人々を容赦なく踏み潰すシーンとか。向かってくる相手だけに留まらずにわざわざ人が集まる場所を狙ってるような印象。
そして山崎監督お得意のCGでは、人間目線のゴジラがここまで怖いのかというのが物凄くよく分かった。意思を持った災害であるゴジラが人間をハッキリと意識して、確実に狙ってくるのってここまでの絶望感なのか…😰

登場人物の中では、吉岡秀隆さん演じる野田が一番のお気に入り。技術者として「絶対」とは決して言わないが、手持ちの中で最も可能性が高いものを選択し、それを実行してもらうだけの理論武装・情熱を持ち合わせた、我々がお手本にすべきキャラクターだと思う。
昨今は一部の情報だけを抜き出して語るようなよくわからない人もいるが、その人たちに聞かせたい。「最後まで聞いて欲しい!」と。

正直、個人的には山崎監督は当たり外れが大きい監督なのでちょっと身構えてから観たが、これまでの個人的ベストである永遠の0を上回る最強・最恐・最高のゴジラでした!!!✨😭✨

「これは、死ぬための戦いではない。未来を生きるための戦いなんです!」
しゅん

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