鹿shika

ゴジラ-1.0の鹿shikaのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
3.7
戦後間もない日本。壊滅状態からやっと復興してきた銀座にゴジラと呼ばれる大きな怪獣が出現し、日本をパニックに陥れる。しかし米軍も、日本政府も動かない。民間の海軍のみでゴジラに挑むが、、

ゴジラの70周年ってことで作られた今作。
『ザ クリエイター/創造者』の監督と山崎監督が対談し、「その才能が羨ましい」と言わせた今作。
期待値が高く、予定も合ったため公開初日に行ってこれましたよん!

大作!!これぞ映画!!というのが見た後の率直な感想。
特攻隊の生き残り(怖くて戻ってきただけ)の主人公の敷島の心の成長もあり、映画として起承転結が完璧だった!

しかもゴジラを”理不尽な恐怖”としてしっかり表現してくれて、スターになったゴジラを原点に戻してくれた。

わたしの友達や知り合いたちから見るたびに、報告の連絡をもらったけど、2極端に分かれてた。絶賛する人とそうでもない人。
私も見終わった直後は絶賛だったんだけど、1週間くらいして考えたら、
これは戦争に対してトラウマや消化不良になっていた日本男児の捌け口として”ゴジラ”が使われたのでは?と思ってしまった。

山崎監督特有のドラマパートが長いせいか、戦争を題材にしたせいか、、

とはいえ、登場人物はみんないい奴らばっかりで、ゴジラのテーマソングが掛かる瞬間の心の高ぶりはヤバいね!!
そんで一番美味しいところを山田裕貴が掻っ攫って行った時はニヤニヤしちゃった笑

ゴジラを倒してから、パラパラと空へ灰の様に舞っていく感じは、今まで戦争で亡くなった日本人たちの魂なのかな、とか深く考えつつ、
それに敬礼していたラストも綺麗だったな!!!

そして初日だからと無理やり嫌々に連れて行ったりさこちゃんと言うお友達は「ゴジラ系一個も見たことないんだけど〜」と嫌々感醸し出してたけど、
見終わった直後は「もう一回見よう」と言っておりました。

そういう映画です。
鹿shika

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