真栄田

ゴジラ-1.0の真栄田のネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

『続・ALWAYS 三丁目の夕日』以来
16年ぶりに劇場を襲撃した山崎ゴジラ
とにかく最高だった

有難う山崎貴
有難うスタッフさん、キャストさん、その他の関係者の方々

小学1年生の夏、『ジュブナイル』にやられたクチなので
山崎貴作品の主人公がパイロット・ゴーグルをかけて漢気を見せるなら
もう肯定せざるを得ないです

途中
「いや、危険って分かってんなら、ヒロイン出勤させんなよ」
とか思ったけど
初代ゴジラの、ゴジラが電車を咥えるシーンを
『ジュラシック・パーク』2作目みたいなアプローチで観せてくれるシーンで
もう文句は掻き消えました
そもそも
1つの粗も無い脚本なんて存在しないし、何より今作は
「ここを観てくれ!!」って言う監督の意志が感じられるシーンが多かったので
全部帳消しになるくらい素晴らしかった

個人的には
吉岡さんの演じた、『ガンバの冒険』のガクシャみたいな技術者のオッサンと
佐々木蔵之介さんと
青木崇高さんの
3人が特に好きでした

ヒロインが生きていたのは
ちょっと御都合主義を感じたけども、その後、恐らく被爆が原因と思われる傷跡を映す事によって
悲しいけれどバランスが取れた様に感じました
そしてラストの
まさかの『大怪獣総攻撃』オマージュで
プラス100億点だと思ったっす

『ジュブナイル』の頃から一貫して
「俺が好きなハリウッド映画の要素、全部ブッ込んでやらぁ!!」
みたいなスタンスを山崎監督の作品からはビシビシ感じるので
今作もソレが多分に観て取れて、とにかく満足でした

『ジョーズ』、『インデペンデンス・デイ』、『宇宙戦争』、『ジュラシック・パーク』、『シンドラーのリスト』etc...
憧憬を捨てず、駄作を作る勇気を持ち続け、ここまで突っ走ってきた山崎監督の、現時点での集大成!!
次回作も期待してます

それはそうと
主人公が幸せになりそうになったら即、ソレをブッ壊しに来る辺りに
なんとなく、今回のゴジラには
『ヒッチャー』のルトガー・ハウアー的な怖さを覚えたっす
以上!
真栄田

真栄田