シンゴジラが到達点とは限らない！
日本最高峰のVFXを駆使した映像に圧倒されつつ、凶悪度数過去最高なゴジラに、ある意味ゴジ泣き。
ダメージを受けた後の不完全な傷後、放射熱線を撃つ前の背びれがトリガーのようにガチャガチャと伸びていく儀式的な一連など、進化したCGだからこそ再現できた新たなゴジラ視点。今回のゴジラは相当格好よい。
銀座襲撃シーンでドンピシャで鳴るゴジラのテーマ曲からの絶望ムーブは鳥肌が実し、ジョーズリスペクトな海上戦は今作のハイライトで熱量爆上げ待った無し。最高〜。
ただドラマパートは邦画特有のデカ声スタイルや心情を全部言葉で語ったりと気になる部分がチラホラ。キャストが良いだけに色々期待し過ぎてしまったか…
それでも死への美徳を全否定したり、ワンサゲインする主人公達にグッとくる瞬間があったのも確か。橘を演じた青木崇高は今作のMVP。子役のあきこは将来に期待しかない。
初期ゴジラはリスペクトするだけでなく、現代風にアップデートされ、シンゴジラとは逆を行く展開。
庵野は好きにやった。貴も好きにしろ。結果、満足。(特にゴジラの造形
とある雑誌のインタビュー記事によると可能性があれば次回作も監督したいと語る山﨑貴。これは期待して待つしかない🔥
