YohKitajima

ゴジラ-1.0のYohKitajimaのレビュー・感想・評価

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
4.0
ゴジラ登場シーンは全部アガった!前半は内臓はみ出た深海魚(最初見た時、内臓だってのに気が付かずに「なんて卑猥なデザインなんだ」と思った)がぷかぷか浮いてるみたいなのあったけど、後半に行くにつれ予兆なしにいきなりデカいものが吹っ飛んでくる感じになったのも良い。

演技が過剰だとか言われてるけど、ゴジラの咆哮に比べたらちっぽけな人間がなんか言ってるなくらいの感覚だし、ブチ切れてひとしきり暴れたゴジラがウオーって吼えると呼応して人間も怒りでウオーって吼えるとこなんかは、神木隆之介の叫びがしっかりゴジラに負けてなくて、過剰さが良い方向に働いてたと思う。

一方で、人的被害描写の少なさは気になった。冒頭の島でパックンチョされるとこなんかは良かったけど、都内に上陸してからとか、スピルバーグ版『宇宙戦争』みたいな避難描写とか死体山積みみたいなのとか観たかった、という思いはある。

安藤サクラと浜辺美波が、あの登場の仕方から気がつけば良き母・良き妻みたいなロールモデルに収まってくのはつまらんかった。
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