田面

ゴジラ-1.0の田面のネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

山崎監督の作品が好きな人にはゴジラも楽しめてお得な作品だとは思うが。僕には人間パートが徹底的に合わなかった。

終戦間もない頃に元軍人に対して冷たく当たる隣人、政府の悪口をひたすら言う元軍人。特攻隊を揶揄し、(美化しろとも言わないが)命を大事にしない国とは違って誰ひとり死者を出さないと公言する作戦立案者。終盤には人間賛歌的なノリ。

爆風から敷島を救う為に犠牲になる典子。いやそこは一緒に隠れるべきだろ。敷島家に届いた電報。これ典子が生きてるってオチじゃん。
ていうか敷島も結局生き残るオチだ!
安直すぎません?

あの爆風の中包帯が巻かれていない部分は凄く綺麗な典子。まぁ女優さんだから仕方が無いね。(これに関してはG細胞による影響で首に黒いシミの様なものがあったらしい)
子役だから仕方が無いとはいえ、あの泣き声は幼女ではなく赤ちゃんのソレじゃない?等々、ツッコミどころ満載でとてもじゃないが見ていられない。
様々な感動の条件や設定を組み合わせて作ったようなストーリーに辟易してしまった。画面から「ここで感動しろ。こうすれば泣くんでしょ」と言われているような感じ。

ストーリーとは真逆でゴジラのCGパートは素晴らしかった。ハリウッド版と見劣りしない出来でこのレベルがキープ出来るなら次回作以降にも期待が出来る。
田面

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