あお

ゴジラ-1.0のあおのネタバレレビュー・内容・結末

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった!!!そして劇場で観てよかった!
冒頭の安藤さくらさんの演技が役に入りすぎてて、安藤さんだと数秒認識できなかった。戦争への恨み、家族を亡くした悲しみが詰まってた。
神木くんが逃げ男(にげお)からゴジラ絶対殺すマンになる変化が壮絶。目つきが全然違う。怖い。
山田裕貴くんの演技の迫力も凄まじい。自分も船に乗せてくれと懇願するシーンが今でも印象に残ってる。

「やったか?!」という台詞は、ほぼ祈りの言葉と化していた…。モンスターバースみたいにゴジラつえ〜〜!✨😁✌️みたいな気持ちには到底なれなかった…。

今までのゴジラって、そこにある災厄みたいな、ある意味人間とは別次元にいる神的な印象だった(シリーズにより多少変化あるけど。)。だけど、このゴジラは直接人間を狙ったり、少人数でも攻撃があれば徹底的に排除しようとしたり、どこまでも人間目線だったように感じた。

ゴジラの設定として放射能は有名だけど、ここまで明確にきのこ雲を見せられるとは想像してなかった。昭和シリーズの時から何となく思ってはいたけど、ゴジラの吐く熱線って核弾頭と同じだよね…。シンゴジだと、放射性物質の半減期が短い設定があったからハッピーエンドみがあったけど、これは完全なるバッドエンドと思った。
さらに、熱線による後遺症も描かれていて恐怖。銀座にいた人…作戦に参加した人…熱線を間近で浴びた全員にあのアザ?が出てとんでもないことになるんじゃ…。ゴジラの足跡みたいに見えたから、G細胞かな?

泡で包むっていうのも、何となくオキシジェンデストロイヤーを彷彿とさせるような。

-1.0ってどういうことだろうと思ってたけど、観終わってやっと分かった。マイナス1年、また戦後に逆戻りってことかな。多分。このゴジラを「戦争」の再来と考えたら、ひたすら人間を殺そうとするのも納得できる気がする。
あお

あお